ホンダNボックスとタイの洪水

震災やタイ大洪水以降、不況にあえぐ自動車メーカーだったが、今では2011年以前の水準にまで回復するメーカーも出てきた。しかし、ホンダは苦しんでいた。

タイ大洪水によって損害を受けてからまだ立ち直れていなかったのだ。それに年間販売でも2位だったのがダイハツやスズキに次ぐ3位にまで転落してしまった。

そんななか、ホンダが満を持して登場させたNボックスは、野心的な小型乗用車になっており、東京モーターショーでは主役を飾った。

しかし、このNボックスはデザインをみてみると少々野暮ったく、ホンダらしい洗練されたデザインではない。しかし、これこそが狙いなのだ。

男性向けの「カスタム」はとにかく存在感がある。水平基調のグリルやブリスターフェンダーなど、狙いがはっきりしているのだ。

気持ちよく走れて低燃費を実現するためには、アイドリングストップ搭載車でターボ仕様。広さを感じさせるためにボックススタイルのインテリアにするなど、近年の小型乗用車のニーズをそのまま取り入れている。収納力はタント以上だ。ギリギリまで効率的なスペースを取ってあるので、これなら、比較的大きな自転車も難なく積むことができる。

少々野暮ったいデザイン性だと述べたが、内装は非常に洗練しており、インパネやシート生地は高級感にあふれている。これは、家族向けに内装を充実させる狙いがあるのかもしれない。

この後もNボックスは第2弾、第3弾、第4弾である通称「N2」「N3」「N4」とドンドン続く予定だ。小型乗用車の新たなスタンダードとなるかもしれない。

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